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今日から6日間ほど石巻にボランティアに行きます。ピースボートは3月の震災直後からずっと現地支援に行っていて、1週間単位で人を継続的に送ってきました。船仲間も何人も現地で頑張っています。5月の連休明けから世の中はなんとなく「一段落」という雰囲気になってしまい、ガクっと一気に人が減って、現地ボランティアの数が一気に8分の1になってしまったとのこと。それでも状況はまだまだ人を必要としていて、これから暑くなってくる季節を迎えて疫病などを蔓延させないため、ヘドロの撤去作業などとにかく人手が必要であり、一刻を争う事態であること。

1週間単位で人を送っていたのは、やはり1日2日だとボランティアとして役に立たないというか、「習って、覚える」だけで過ぎてしまって、効率が悪いから。それでもそんなことを言っていられないほど人手不足は深刻です。そのことを踏まえて、連休後から「短期支援ボランティア」の仕組みが整えられました。最短で2日から。自分の都合で延長することもできます。説明会に参加するとその場で6人グループに適当にふり分けられ、それを1チームとして行動します。現地への足は、ピースボートの方でバスが手配されます(片道2500円)。食料、寝袋、作業着などはもちろん日数分、自分で持参して、ゴミは持ち帰ります。8泊9日の定期現地支援ボランティアも引き続き募集しています。
私は1人で申し込んだのですが、一緒のグループになった5人の人といろいろ相談しながら出来るので、「ボランティアしたいけど一人だとどうしていいか分からない」という人も不安なく行くことができます。週末だけでも行く事ができます。良い意味でとてもシステマティックに、そして、短期であっても確実に「現地で必要とされる人手」としていくことができます。
興味がある方、是非、説明会に参加してみてください!おこがましいけれど、この記事を見てもし「私も行こう!」って思ってくれる人が1人でもいたら、いいなと思います。
ピースボート災害ボランティアセンター東日本大震災 緊急支援ページはこちら。

以下ただのものおもい。

震災から、3ヶ月経ちました。まだ3ヶ月、のような、もう3ヶ月、のような。
忘れないこと。今この時の感じを、覚えていること。
3月の日記に自分でそう書いてた。

でもどんな状況にも人は慣れる。「自分にできること」の範囲は人それぞれ違うのだから、無理をする必要は全くないけれど、「自分にできること」の幅が、時間がたったらいつのまにか狭くなっていた。見ないふりをして狭めてたとも言える。「自分にできることをしよう」と前のめりで頑張っていたのが、「自分にできることだけしていればいいや」になってきてた。だから今行こうと思いました。短期間で出来ることはやっぱりたかが知れてる。1回行けばそれでおしまい、というものではない。でも参加するモチベーションなんてどうだっていいと思うのです。手は、手。お金に色がないように、スコップを動かす手にも色はない。物理的にたくさんの手が求められていて、行けば必ずその日、役に立つことが出来る。こういうシンプルな状況は実はそんなにないと思うのです。

地震が起きてすぐ、迅速に行動して現地に行ったり出来る人を心から尊敬した。一番切実に必要なものを届けていた人々。私はそんな風にできなかったし、自分のことで精一杯だった。といって今だったら"too late"かというと、"never too late" なのだと思います。1年経っても、3年経っても。いつだって、何かをしようと思ったときが何かをするべきときだ。状況はどうあっても長丁場。気を張りすぎず、気負いすぎず、自然に自分の一部として考えられるように、動ければと思う。

もやしっ子なりに頑張ってきます!