フォスタープラン

国際NGOであるプラン・ジャパンの新しいプロジェクト、Because I am a Girl の小冊子の中に、イラストを描かせて頂きました。最初、私がもう8年くらいフォスタープランで関わっているので、それで依頼してくださったのかと思ったら全く関係なくただの偶然だったのでびっくり。私もこんな風に別の形で関われて嬉しいです。
あらためてこの冊子を読んでいて思うのは、夫婦に子どもが生まれるとき「男の子でも女の子でも無事に産まれてきてくれるならどっちでもいい」というようなことが言える日本は、やっぱり幸せなんだなあ、と思いました。先進国において仕事や専門領域によっていくらまだまだ男女格差があるといっても、それは「女であるというだけで、5歳まで生きられる確率が男より低い」という次元とは決定的に違うように思います。
女は稼ぎ手にならない、嫁ぐときに持参金が必要、家計の負担になるだけ、という理由などで、男が病院に連れていってもらうような時も連れて行ってもらえなかったりする。スタート地点がそこだから、大人になってからも可能性は男に比べてあらゆる面で閉ざされてる。教育の欠如、病気、売春、暴力、早すぎる妊娠、無償の重労働、政治参画の欠如などあげればきりがないのです。女であるというだけで、命が危険にさらされる子が21世紀の今も大勢。みんな、女から生まれてきたのに!と同じ女としては憤る数字ばっかりです。

この冊子はプランがそういう世界の女の子たちのために何をしているか、ということを紹介しているものなのですが、是非読んでみていただければと思います。上記サイトからPDFがダウンロードできるので。頑張れ女の子たち!世界の女子力を結集して元気ダマしたい!
ちなみに私が支援しているケニアのフォスターチャイルドのピーターも最初は9歳だったのに、もう立派な青年に。感慨深い!産んでないのに母な気分です。(というより親戚のおばさんか?)お医者さんになる夢、かなえてほしいです。