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昨日は母方のおばあちゃんの80歳の誕生日だったので、みんなで鎌倉の松原庵でお祝い。
80歳は傘寿っていうんだね。この長寿のお祝いのネーミングってとってもセンスがあると思う。誰が考えるんだろうね、こういうのって。由来も面白い。

●古稀(こき) 数え年70才
唐の詩人・杜甫が詠んだ「人生七十古来稀なり」の句から。

●喜寿(きじゅ) 数え年77才
「喜」の草書体が七十七に見えることから。

●傘寿(さんじゅ) 数え年80才
「傘」の略字が八十に見えるとこから。

●米寿(べいじゅ) 数え年88才
「米」の字をばらばらにすると八十八と見えることから。

●卒寿(そつじゅ) 数え年90才
「卒」の略字「卆」が九十に見えることから。

●白寿(はくじゅ) 数え年99才
「百」の文字から「一」をとると「白」になることから。

という感じなんですが、
なんともおしゃれじゃありませんか。「百の文字から一を取ると」だなんて。
傘寿のお祝いは最新のバイオ。刻印入り。twitterもするし私のこのブログも読んでいるというカッコいいコンピューターおばあちゃんです。80歳の誕生日にラップトップもらう人なかなかいないのではないか。父方のおばあちゃんは来年卒寿の90歳だけれど、歌舞伎好きなハイカラ書道家だし、2人とも私のおばあちゃんロールモデル。

ともあれ、とても喜んでもらえたので良かったです。最近体調を崩してしまったこともあったので、無事にこの日をお祝いできることが、何よりめでたいです。妹夫婦と甥も、広島からテレビ電話で参加して、デジタル時代万歳。何故か最後は酔っ払った私・母・父がアルゴリズム体操を披露するという謎のオチ、その上私は帰り道に電車で熟睡してしまい、鎌倉から乗って品川で降りるはずが、気づいたらそこは市川。混乱し、大急ぎで反対方向の電車に飛び乗って、なんとか終電ギリギリで帰るという二段オチ。

80年間生きているというのは、それだけですごい。いろいろなことがあるし、何が起きてもおかしくない昨今、ただここに居られることがいかに奇跡であるかということを考える。おばあちゃんがいなかったら、母も私もこの世に存在していない。1人の人間のポテンシャルってすごい。
うちの家族はいつもおばあちゃんに助けられてお世話になりっぱなしだけど、これからはやっぱりどんどん好きなことをやって、好きな場所に旅をして、自由にのんびり楽しんでくれたらいいなと思う。これまでずっと私たちを傘として守ってきてくれたおばあちゃんを、これからみんなで傘になって雨の日も風の日も、支えてあげられたらいいなと思うのです。

ビバ傘寿!早速新しいPCでこれを見てくれているかな。