
2014年ももう終わり。
今年の1年は、とにもかくにも
ブンバボーン!
ブンバボーンって何?と思った方、動画など検索してみてくださいね。(謎のスーツのお兄さんが踊っているものが我が家の定番です)NHK教育テレビのあの歴史ある教育番組「おかあさんといっしょ」でお兄さんが踊ってくれる歌です。子どもがいないとあまり観ることはない「おかあさんと一緒」。歌とダンスが何より好きなピノがどハマりし、我が家は日々ブンバボーンが響いていたのです。
子どもむけの歌と思うなかれ!この歌詞がとっても深い!そして一度聞いたら忘れられないノリノリのリズムと、つい身体が動いてしまうダンス。
歌詞をご紹介します。
「ウッ!ハッ!・・・・ウッ!ハッ!」
耳を澄ませば 地球の音が
ドン!ドン!ドン!ドン!聞こえる~「太鼓~ びよよ~ん」
こころ弾ませ 面白いこと探しにいこうよ
ブンバ・ボン!「行くよ!」
ブンバボンボンボ ブンバボン! 「反対」
ブンバボンボンボ ブンバボン! 「前」
ブンバボンボンボ ブンバボン! 「うしろ」
ブンバボンボンボ ブンバボーン!
「たまご!次はさかな!」(さかな!)
「さかな!そしてとかげ!」(とかげ!)
「とかげ!からの ブンバ・ボーン!」
「さ、じゃ座って。パンダになるよ」
たまごがひとつ たまごがふたつ
ぱんだのおめめが つけまつげ!
キラキラキラキラキラキラキラキラ キラ!キラ!
「さ、汽車に乗って しゅっぱーつ!」
がたごとがたごと(がたごとがたごと) 「はい」
がたごとがたごと(がたごとがたごと) 「それっ」
「早くなるよ!」
がたごとがたごと がたごとがたごと 「もっともっとー」
がたごとがたごと がたごとがたごと
「さあ、手を付いて~」
トンネル ぽっぽー! 「はんたーい」
トンネル ぽっぽー! 「さ、腰を上げて、手をふるよ」
トーンネル トーンネル わーお!「はんたーい」
わーお!
「さ、立ちあがって」
アルパカぱっかぱっか ちょっとオカピ
「はんたーい。伸ばして、伸ばして」
アルパカぱっかぱっか ちょっとオカピ
「早くなるよー」
アルパカぱっかぱっか ちょっとオカピ
アルパカぱっかぱっか ちょっとオカピ
ミーアキャットが フラミンゴ~
「おーとっとっとっとっと~・・・」
「さあ、お兄さんに付いてきて~」
さあ 見つけに行こう ぼくらのたからもの
「走るよ~それいけ~」
この地球のどこかに きっとあるはずさ
「止まるよー」
ちょっと 止まってみたり 「止まってー」
ゆっくり歩いてみたり 「ゆっくり~」
急いで走ってみたり 「走って~」
もいちど止まってみたり 「止まって~」
トンネル覗いてみたり 「トンネル覗いて おーい!」
みんなで探そう 「じゃあ前を向いて 元気にいくよ」
ブンバ・ボン! って弾んで行こう
ブンバ・ボン! って元気にいこう
ブンバ・ボン! って空に歌えば
心がわくわくしてくるよ
ウ~ ハッ!
ブンバボンボンボ ブンバ・ボーン!
ブンバボンボンボ ブンバ・ボーン!
ウ~・・・・「せーの」
ハッ!
このシュールな歌詞。アルパカがちょっとオカピ。パンダがつけまつげ。お兄さんの不思議なテンションも含めて最初はえ〜?って思ったのですが、ピノと一緒に毎日踊っているうちに、大好きになってしまいました。
牛くん曰く「人類の進化の全てを表現している」そうです。卵からの生命の進化の部分はもちろん、汽車が途中でてくるところは「産業革命をあらわしている」そうです...。そうなのか...??
ブンバボーン!って頭で考えてない感じの音。考えないで、体の声に耳をすませて、ハートがわくわくする方に向かっていけば、きっと自分だけの宝物が見つかるんだと思うのです。
2014年は私にとってまた、ピノの「進化」を日々見守る一年でもありました。まだまだ赤ちゃんだった去年と違って、この2014年でピノは信じられないくらいの急成長をとげました。1月にはやっとお座りできるようになったくらいだったのに、そこからハイハイし、つかまり立ちし、1歳の誕生日前後には歩くようになり、あっという間に小走りするようになり、喃語はちゃんとした意味を持つ単語になり、コミュニケーションがとれるようになり、教えたことができるようになり、卒乳もし。ミジンコが人間になるまでの過程を、この1年で全部見たような気がします。その気持ちにもブンバボーンがフィットするのかもしれません。
自分の時間はますますないし、家は常に汚く散らかってるし、料理も適当だし、睡眠時間はないし、化粧品はオールインワンだし、服もいつも同じダラダラのだし、おっちょこちょい度が増してモノは壊すし、なくすし、仕事もままならず、あーと思うこともいっぱい。そして来年になってもそれはまだまだ続いていくんだろうなあ。
それでも毎日「これでいいんだ」と納得して眠りにつけるの気がするのは、きっと子どもが瞬間瞬間変化し、進化し、爆発するみたいに生きている「好奇心」だから。大人がなんとなく流してしまうところを、子どもは決してルーティンにはしない。毎日行く同じ公園なのに、行くたびにまるではじめて来たみたいに目をキラキラさせて、私の手から離れて走っていく。何十回も読んでいる絵本なのに、真剣な顔でじっと耳を澄ませて座っている。大人になってからの1年はあっという間だけれど、小さい子にとっては普通の一日だって遊園地に行くのと同じくらい濃くて、1年なんて永遠と同じに違いない。
好奇心は、未来そのものだ。
同じことを、同じように見ない。どんなときも発見と可能性を見つけるその瞳に、いろんなことを教えているつもりになってるけど、私の方がもっとずっとたくさんのことを教えられてるなあ、と思う。
その「世界の味わい方」をこれからもいっぱい教えてほしいな。
だって実際「同じ一日」なんてないんだから。
今年もたくさんお世話になりました!
更新も滞りがちなこのブログ、最近は育児ブログなのか仕事ブログなのかトーンが謎ですが、見放さず遊びにきて下さっている方、本当に感謝です。コメントにもいつも支えられています。
ありがとうございました。
そして、良いお年をお迎えください。
来年も未来と暮らしながらマイペースでがんばります。
ゆっくり歩いて、たまには走って、ときには止まって、トンネルのぞいてみたり、しながら。