fdswkpjv.JPG小学生の時、マリオペイントというソフトに
私は感動しました。テレビに、絵が描けるのです。それまで私にとってキャンパスは画用紙だけでテレビは「向こう側」の世界のものでした。そのテレビに自分が直接絵がかけて、色が塗れて、動かせて、作曲もできる。あれは本当に、本当に今考えても優れたソフトだったと思います。もう10年以上前のソフトだけど、今あるそんじょそこらのお絵かきソフトより、全然良かった。本当に欲しくって、おねだりしまくってやっと買ってもらったのです。
電源いれた時の「マリオペイントッ♪」というサウンドロゴからマリオのキャラとかがスタンプになっててそれを音符がわりに作曲できたり
4枚絵をちょっとずつずらして描いてアニメーションに出来たり、私はあのソフトを
遊び尽くしたと思う。

で、最近の「アイト-イ」。私もこないだやってみました。多分技術的にもすごいんだろうし、身体を動かすとテレビの中の敵が倒せるのは、子供にとっておもしろいに違いない。私が子供の時に味わった感動を、彼らは感じるのかもしれない。でも、最初は良くっても飽きると思う。絶対に。
まず、基本的に「環境」が用意されすぎてると思う。手をうごかして画面の中の敵を倒すのは、おもしろい。でも、それはルールを与えられてるだけ。もうすこし自由度が高くって子供が「自分が創ってる」感を味わえないと(画面の中の街を好きに破壊したり作り直したりできるとか、空に絵が描けるとか)マリオペイントの創造性にはかなわないと思う。
マリオペイントは、子供に広い場所だけ与えて「ここに君たちの好きなものを創っていいよ!」という感じ。
アイト-イは、遊園地に子供を放り込んで「ここで好きなように遊んでいいよ!」という感じ。

最近のゲームとか、グラフィックとか技術面に目が行き過ぎててもっとシンプルな「何ができたら子供の目がキラキラするか」みたいのが
ちょっと足りない気がします。アイト-イは、いらないな。少なくとも今の段階では。
これからもうちょっとおもしろいものになっていくのかもしれない。マリオペイントは、今やっても絶対に楽しいと思う。

話は変わりますが昨日の夢は「リアル塊魂」でした。私がごろんごろん転がりながら、イスとか車とか人とか周りのものをどんどん巻き込んでぐちゃぐちゃのねろねろになりながら大きくなっていくのです。