カレンダーを作っていると、「暦」というのは改めて「人が作った」ものなんだなあ、と思います。「パパラギ」で言ってるみたいに、人間は時間というものを勝手に決めて、それで自分が作り出したものに勝手に縛られてる。モモの時間泥棒はそういう人達を狙います。
月の満ち欠けを基準にした太陰暦から、春分や秋分を基準にした太陽暦になったのは明治の話。いきなり「12月3日を、明治6年1月1日ということにします!」というお触れが出されました。(政府としては、そうすれば12月の給料を払わなくてすむ、と思ったのもある)
例えば私達がいきなり社長に、「来週の頭を、元旦ってことにするから」って言われるようなもの。混乱するだろうなあ。
「太政官布告」
一 今般太陰暦ヲ廃シ 太陽暦御頒行相成侯ニ付 来ル十二月三日ヲ以テ明治六年一月一日ト被定候事 但新暦鏤板出来次第頒布候事
一 一ケ年三百六十五日 十二ケ月ニ分チ 四年毎ニ一日ノ閏ヲ置候事
この太政官布告を芝居で歌った事があります。
「1年365日、4年毎に1日の閏」に決まったのは随分最近。もしこの時に、1年730日、春夏秋冬が2回くりかえして「1年」ということにもしなっていたら、365日で半年。2年で1年。肉体は年をとるし、概念だけの問題だけど、そうしたら私達は今みたいに「あー1年って早いよね」とはあんまり言わなくなっていたかしら。やっぱり言っている気がする。でもそしたらまだ12歳だったのに!
暦っておもしろい。
月の満ち欠けを基準にした太陰暦から、春分や秋分を基準にした太陽暦になったのは明治の話。いきなり「12月3日を、明治6年1月1日ということにします!」というお触れが出されました。(政府としては、そうすれば12月の給料を払わなくてすむ、と思ったのもある)
例えば私達がいきなり社長に、「来週の頭を、元旦ってことにするから」って言われるようなもの。混乱するだろうなあ。
「太政官布告」
一 今般太陰暦ヲ廃シ 太陽暦御頒行相成侯ニ付 来ル十二月三日ヲ以テ明治六年一月一日ト被定候事 但新暦鏤板出来次第頒布候事
一 一ケ年三百六十五日 十二ケ月ニ分チ 四年毎ニ一日ノ閏ヲ置候事
この太政官布告を芝居で歌った事があります。
「1年365日、4年毎に1日の閏」に決まったのは随分最近。もしこの時に、1年730日、春夏秋冬が2回くりかえして「1年」ということにもしなっていたら、365日で半年。2年で1年。肉体は年をとるし、概念だけの問題だけど、そうしたら私達は今みたいに「あー1年って早いよね」とはあんまり言わなくなっていたかしら。やっぱり言っている気がする。でもそしたらまだ12歳だったのに!
暦っておもしろい。