
「デナリって一体どんな意味?」とよく聞かれます。
デナリ、デナリ。
確かにあまり日本語にはない響き。
だから、これから私の最愛の猫である、偉大なデナリの物語をおはなしします。
彼女はいま、もう治らない病気と必死に戦っています。
頭をなでてやるとちょっとうっとうしそうに目を細めて
名前を呼ぶと パタパタっとちょうど2回、しっぽを振ります。
その小さな塊はとてもあたたかくてふわふわしていて
なでている自分が何故そんなに泣いているのか
わからなくなってしまうくらいです。
時間がかかるかもしれませんが、しばらくの間、お付き合いください。