
岩手写真、たくさん良いのが撮れたのですが中でもやえがしさんが撮ってくださった1枚。私は張り切って木登りして、お話に出てくる登場人物になった気分を味わいました。ヨモギダイラ、と呼ばれるその平原には見渡す限り私たち以外誰の姿もなくて、まだ雪の残る平原でずっと日向ぼっこをしていられたらどんなに幸せだろうと思った。他の写真もまた載せたいと思います。
どこかへ行って戻ってくるといつもそうだけれど、東京って何て変な場所なのだろう。いつでも何かをしていなければいけないと、何もしないで過ごしていると無駄だと思えてしまう。
一日に、なるべくたくさんの物事を、効率よく、次々と片付けて、毎分毎分を少しも無駄にすることなく、充実させ、密度を高め、今日もいろいろやった、と寝る前に思う日が正しい、なんて誰が決めたのだろうか。
そしてどこか別の場所で、たとえば旅先で、これが人間のあるべき過ごし方だなあ、なんて思っても、戻ってきたとたんに私は東京脳に戻り、さっさと物事を「こなして」いる。いつの間にそんな風になってしまったのだろう。
「用事なんて一日ひとつ済まれられればいいのよ」と誰かが言っていた。