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今年もまたこの日がやってくる。6月26日は友人の命日。
毎年この日がくると、昔の日記も読み返してあれこれ振り返るのが習慣になった。今年もまたいつものメンバーでいつもの場所に集まる。どれだけ忙しくても、この日だけはみんな何かしらやってくる。
それももう、この10年で自然に出来あがった約束。
まだ10年目。もう10年目。
一緒に映画を撮っていた友人が、人助けをしてあちら側に行ってしまったのは
マイケルジャクソンが突然去った今年の6月26日からちょうど10年前の話。

10年ってひとつの節目だと思う。

あの頃の未来に、まさに僕等は立っているのだろう。
思い描いていた自分になれているかどうかはまた別の話だけれど。

世界は、突然に変わってしまうものだ。

今日正しいものが、明日正しいとは限らない。

今日あるものが、明日もあるとは限らない。

「また明日ね」が永遠に実現しないこともある。

いつどうなるかなんて誰にも分からないし
明日自分はここにいるかどうか分からない。
だから今日の自分に嘘をつかないように生きていくしかないのです。

今年はかわいがっていた友人の猫、キミちゃん、忌野清四郎さん、栗本薫さんにマイケルジャクソンとすごい人がどんどん向こうに行ってしまう。
そういう年なのかな・・。

今年も去年の目標を果たせたかどうか一人一人報告して
来年のこの日までに達成したいことを一人一人発表した。
私が何かを決断しようとするとき、弱くなってしまうとき
いつも原点に戻って勇気をもらえる場所。

私は今やりたいことをやっているんだ。
それは誰に強制されたものでもなく、自分でやりたいから、やっていること。
全ては自ら選び取っているものなのに
そしてこの肉体がありこの世界に生きていられるだけで奇跡なのに
くじけるなんて贅沢だ。

また来年もこの場所で。
他の誰でもなく自分自身に胸を張れる生き方を。
それが、私が彼からもらったメッセージ。

ところで別にすごくマイケルジャクソンのファンだったとかではないのだけど彼が向こうに旅立ったことで、どうしてか、向こうの世界の人たちがみんなでかっこよく楽しくスリラーを踊っている図が浮かんでしまう・・・。(猫はトラ模様だったので「ホワッツマイケル」みたいになってるはず。)