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宮城県にお住いの歌人、梶原さい子さんの
歌集「あふむけ」(砂小屋書房)のカバーを書かせていただきました。

歌集、そう、短歌です。
「神様カード」の絵をたまたま見てくださった
梶原さんがわざわざご連絡を下さり、はじまったこの企画。
私が絵を描いていなければ、おそらく人生で出会えることは
なかっただろう人たちとフッとつながれるとき、
本当に絵を描いていて良かったと思う。

東京駅でお会いした梶原さんは歌人でありながら
女子高校の先生もされていて、とても透明感のある方でした。
「オンナ」のいろいろな側面を見ていて、
またご自身も大変な病を乗り越えられたばかりで、
梶原さんの歌はいろいろな事を超越してすごいところまで
いっている感じがする。

そんな力強さ、あふむけでじっと天井を見上げながら
生み出されていった歌は自由で、力強い。
女性性や、女性の持つ強さを表現できたらと思ってこのような絵に
なりました。

私が好きな歌を勝手にいくつかご紹介・・・・

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その森のさやぎの間(あひ)を歩むとき 右足も左足もひとつづつの奇跡

スカートの下のジャージは青き沼 二本の足がせつせと泳ぐ

湯の中に浅く曲がっているゐる膝よ ひとは弱くて ひとは強くて


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病院で過ごされているときに詠まれたものには
心がぎゅっとなるような歌が多くていろいろと考えてしまう。

それと私も中高一貫の筋金入りの女子校出身者なので
ジャージのやつとか、ふっと笑ってしまう。

もっとご紹介したい歌もあるのですが
たくさんありすぎるので、是非是非、お手にとって見てみてください。
短歌の歌集というと普段あまりなじみがあるものではないかもしれませんが
本当に心が耕されるコトバがたくさんあります。
制限された文字数の中で伝えるからこそ伝わるものがあるんだなあと
俳句や短歌、詩やコピーの強さを思う。


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