Denali's Room 一語一絵

旅と猫とあんことスイカを愛する絵描き、デナリこと大野舞が日々をつづっています。

カテゴリ: illustration

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私は無事だし、こうしてブログを書いたり出来ます。
大津波警報が出ていた神奈川の海沿いの実家も大丈夫でした。
岩手にはまだ連絡がつかない友達もいるし、被災地に家族がいる友達もいます。今も命の瀬戸際にいるひとたちが多くいて、なにひとつ収束していない中、なんでコーヒー片手にブログを書いているんだろうと思うけれど、自分も何かしらバランスをとろうとしているんだと思います。みんな「今こんなことしてていいのか」「わたしも何かしなくちゃ」って思って必要以上に疲弊している気がする。「いつもどおり」でいることも「できること」の大事なひとつだと思う。
命をかけて現場にいるわけじゃない。お金を集められる力もない。
できてないことの方が圧倒的に多い。でもできることもある。
できないこと、する必要のないこと、できること。
これらをちゃんと見極めていかなくては。

こころは、全力で祈る。
からだは、平常心で動かす。
余震への備え、節電、寄付、掃除、料理。
あとは絵を描く、いつもどおりに。続きを読む

旅人の笛

突然ですが、1年くらい前から「合唱がしたいなあ」とずっと思っていました。カラオケではなく、一人で歌うのでもなく、合唱でなくてはいけませんでした。もっと思春期的な。

そうしたら、最近意識が現実化するスピードが速いと書いたけれど、近所のものすご~くおいしいタイ料理やさんで、シェフのみゆきさんが「合唱団を作ろうという話があって!」というので、いちもにもなく参加してしまいました^^)名づけてティッチャイ春風合唱団!
毎週集まってのんびりラジオ体操をしたり歌の練習をしたり、その後もうこれがなくては生きていけないソムタムのもち米セットランチを食べたりして、ちょっとずつ練習しています。

メンバーの一人の高水春菜さんはプロのシンガーでもあって、最近素晴らしいアルバムも出たばっかりです。今ちょうどそのアルバムの発売記念、いろいろな絵描きが彼女の曲からイメージする絵を描いて展示する、というイベントが行われていて、私も参加させてもらいました。「旅人の笛」という素敵な曲の絵を描いています。

展示は3月末まで、ライブもあります。
詳細はティッチャイのブログをご覧くださいませ。

そして合唱に関する長い思い出話。続きを読む

カテゴリー(スノー)寒い冬の日が好き

肺が凍りそうになるくらい
息が結晶になるくらい
何もかも分からなくなるくらい
体の芯がキーンとなって
手も足も自分のものでないようになる

それでも
見上げる星空は乱暴なほど煌いていて
寒さの中で感じるぬくもりは温かくて
透明な宇宙が全てを換気してくれる

雪が降り積もる日には
寝転んで空を見上げる
雪が大地に落ちてくるのか
自分が空に落ちているのか
白い点描の中にはいつかの影が映る

夏がちゃんと暑くて
冬がちゃんと寒くて
今日がちゃんと今日であるということ

時間を感じるこころと
それが入ってるからだがある
私が私である事を思い出せる

寒い冬の日が好き

だるま

2月頭。この季節になると、もう随分と昔のことなのに中学受験のことを思い出す。20年くらい前の話。2月頭は中学受験の季節なのだ。それに加えて最近させていただいたお仕事がその話題に関係していたために、いつにもましてじっくりいろいろ思い出したので、書いてみることにした。

小学校4年の春くらいから塾に行き始めて、その頃はまだ中学受験をする子自体クラスに3、4人しかいなくて、私はそれがどういうものなのか、全然分かっていなかった。「今やっとくと後で楽よ。頑張ってみる?」というような親の問いかけに意味も分からないまま「うん」と適当に言い、私の塾通いが始まった。(ほとんどの小学生なんてそんなものだ)続きを読む

離脱私は普段霊やUFOなどなど一切見えないし、未来も過去もさっぱりわからんし、オーラとかも読めないし、瞑想も呼吸法も5分くらいで飽きちゃって漫画読んでしまうくらいなのですが、たまにインパクトある体験をする。
この間眠ろうとしたら、こんなことがあった。体全体が急にぐわっと熱くなってふわっと中身だけ持ち上がる感じがして、私の背中よりずっと深い下のところから、自分と同じ形の人型の緑色の影みたいなものが私を突き抜けて、上の方に上っていった。それが1回じゃなくて、人型はズトーン、ズドーンと、何回も体の中を抜けて上の方に上っていった。ちょうど私と同じサイズ。見えるのは上方向だけだけれども、それが背中の方から来ているということは感覚的に分かった。体を中心に、上方向と下方向に合わせ鏡みたいな空間が広がってるイメージ。

私の本体もそのベルトコンベアーみたいに流れてくる緑の人型の1つにのっかって、一緒に上に行けるかと思ったけど、それは出来なかった。例えるなら、海の中にいて、背中の方から波がどんどんやってきて押される感じ。

寝てたかといわれると、ふとんに入ってさあ寝よう、としていたところだったので、明らかに目はパッチリで起きてた。そうなっている時も自由に手足は動かせたから、別に金縛りでもなかった。
あれはなんだったんだろうなあ。キーンキーンみたいな甲高い音もずっと聞こえてたなあ。出そうで出ない感じのもどかしい不思議体験でした。でもちょっと楽しかったな。布団の中で寝ながらサーフィンしてるみたいだったのです。(波に乗れない下手なサーファーだったけど)

実際は既に寝てたかもしれないけど、
リアルでも夢でも別にどっちでもいいと思う。
その「感覚」をリアリティを持って味わったことのが大事と思う。
不思議なことがある世界と不思議なことがない世界、ある世界の方が楽しいと私は思うから、特に懐疑的になる必要も感じない。
あの緑の光はなんだったのかな~。


ロゴ2

その道は一見とても正しく見えて、みんながそこに行けと言っていて、自分でもその方がいいだろうなあと思うのに、なんだかなんだか何かがひっかかるということはどんな時にでもある。何がひっかかるのかは分からない。自分で掘り下げてみても、悪い点は特に見当たらない。でも、何かが気にいらない。その道を行くと起こるであろう何か、もたらされてしまうであろう決定的な何か。

なんで行けないんだろう、って思って、行きたいはずなのに、って思って、もしかして本当はいきたくないのかもしれないって思って、じゃあ何でだろうって。
そこにいかないなら、どうしたいんだろうって。

迷わず行けよ、行けばわかるさ、でいいのかもしれない。でも何かがひっかかるなら、そこにきっと意味がある。見てみないふりして、何かをないがしろにすると、きっと後で手に負えないことが起きる。だから直感を信じて、ちゃんと何かの正体をつきとめなくてはいけないと思う。

行かないこともまた、ひとつの道。
けれど結局どれだけ考えても、出来るのは、ただ、進むことのみ。

迷ってもいいけど行けよ、行けばわかるさ。

れーしっく
ついにレーシックしました!新年から強烈な体験をしてしまいました。コンタクト生活も10年目くらいに入り、慣れてはいたものの、旅の度にガサガサ持って行ったり、入れたり出したりにもうウンザリ、コンタクトや眼科に費やしてる金額を考えたら10年もしないで元がとれるではないか!と思い、思い続けていたのにビビッて二の足を踏み続けていたのですが、ついにやっちゃりました。
結果、両眼とも0.1あるかないかくらいだったのが、1.5になりましたことよ。

以下詳細。あくまで怖がりの私の感想なので、深く気にしないでください!続きを読む

2011年年賀状みなさま、遅ればせながらあけましておめでとうございます!
親族の集いのため関西方面に元旦から行っていたため、更新がまた滞ってしまいました。
ザ・帰宅ラッシュという時期に新幹線自由席という無謀なことをしてしまったため、案の定ただでさえ風邪気味のところ、風吹きすさぶ通路で2時間半うずくまっている事となり風邪悪化。今年の目標をまず「健やかな心身」にしようとしていたのに、不穏なはじまりであります。笑 しかも明日はレーシック手術だ・・。ちょっとの間はPCも開けないだろうか。

何はともあれ、あけましておめでとうございます。
2011年のはじまりはじまり~!!!
「北にいきる物語」カレンダーも役割を終え、「もしもし下北沢」カレンダーが壁にかかりました。デナリカレンダー、終わっても捨てないでとっておいてます、と言って下さる方が毎年多いので、とてもうれしいです。

今年もまた張り切って、このブログをつづっていきたいと思います。
いつも来てくれるみなさま、本当にありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

関係ないですが、今年はアナログの手作りだ!外注なんて味気ない!と思って時代の遺物プリントごっこと格闘して製作したこの年賀状。プリントごっこだと細かい絵は難しいのですが、それでも多色刷りにして手間をかけたこのウサギ。ぺたぺたしながら1枚1枚作るのは楽しいし、部屋中に並べてインクを乾かす感じも懐かしいし、「かわいく出来たじゃないか!」と自分では思っていたのに、母からは「何これ、宇宙生物?」と言われ、妹からは「ナマケモノかと思った」と言われ、おばあちゃんはどっちから見たらいいのか分からなくてはがきをくるくる両手で回し、友達が「もちろんウサギだよね、分かるよ、ここが耳でしょ?」と指さしたところは足だったりして、へこんでおります。「2011」という字が隠れている事に気づいてもらえないならともかく、そもそもウサギだと思ってもらえないなんて!!どんなイラストレーターだよ!はふー。
ということで、分かりづらくてごめんなさい。
ウサギです・・。耳と足で、2011になっているんです・・。

来年印刷に戻っていても何も言わないで下さい。

インドの神様最近はツイッターで夢をメモしていたのですが、昨日の夢はあまりにもリアルで、あまりにも強力で、呪術みたいに起きてからもずっとその世界がまわりの空気の中にあって、目が覚めてもなんだか自分がどこにいるのか分からないままずっと一日すごした。夢なんてどんなに面白くても数時間も経てばだいたい忘れてしまうのに、昨日の夢は一日経ってもまだリアリティをもってそこにある。夢だったっていうことの方がおかしいと思えるくらい。簡単に言えば自分が死んで魂になって旅をする夢なのだが、あまりにちゃんと死ぬ感覚を味わったので、なんだか今普通に同じ体で生きてるのが不思議な感じがずっと消えないのです・・。困ったもんだ。

たまにそういう、10年経っても忘れないみたいな夢を見る。そして昨日私が死ぬように仕向けた男は、10代の頃から定期的に私を追いかけている同じ男で、最近全然出てこなかったんだけど久しぶりに会ってしまった。

以下、ただの夢覚書。
起きたことの羅列なので、支離滅裂だ~。
夢は本当に面白いなあ。
一体どういうシステムなんだろうなあ。

============続きを読む

チラシ用画像

おお、気づいたらもう12月・・。シンジラレナーイ。
世間はすっかりクリスマス。アラスカカレンダーも最後のページとなりました。
ということで、ワークショップのお知らせです。
もう本当に恒例になってきた「ポップアップカード作り」。
いつもみんなでまったりワイワイ盛り上がる、それはそれは楽しい図工の時間なのです。今回は季節柄、もちろんクリスマスカード!
12月18日の夜、表参道のカフェにて。まさにクリスマス直前。

場所はスイッチパブリッシングという出版社の地下にある、Rainyday bookstore & Cafe というとっても素敵なカフェで、雑誌のSWITCHや、私も大好きなcoyoteを出しているところです。ここでイベントができる日が来るなんて思ってもみなかったな。ありがたいことです、本当に。
申し込み順で、定員いっぱいになり次第締め切ります。最大25名くらいを考えているのですが、今、既に10名ほどのお申し込みがあるそう。あと15名様~。忘年会シーズンでもうご予定おありの方も多いと思いますが、是非私と一緒にカード作りをしませぬか~。一人でもお気軽にご参加ください♪女子率が概して高いのですが、男性も大歓迎!

お申し込みはこちらから!
12月18日(土)「今夜は図工のじかん ~デナリとクリスマスカードを作ろうの会~」

ちなみに実際はこんな感じです。過去の日記より。高田馬場のcafe tsubameで。「アラスカカフェ」をやった時のバレンタインデーカードのワークショップの模様
表参道のcafe annon cookでクリスマスカードをやった時の模様。
そのいちそのに。
今回も全体的に同じような感じになると思いますが、せっかくRainyday でやらせて頂くので、今回はクリスマスに加えてもっとアラスカ的要素を+する予定です。お申し込みお待ちしております♪
ワークショップ写真1

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