ベトナム料理が美味しすぎて案の定食べすぎています。好きだから日本でもよくいってたけど、これまでのベトナム料理の概念を全く塗り替えられるような味、人生ではじめての味ばっかり!感動しっぱなし。胃袋が悲鳴をあげるまで食べています。牛氏がこちらへの出張が長く頻繁なため地元の人がいく本当に美味しいところをよく知っていて、失敗もはずれも一切ないのです。
ベトナムはフランスの影響も大きいので、フランス料理の創造的で繊細なところと、新鮮な素材そのものを味わう日本風なところと、大陸系の歴史に基づいたスパイスや薬膳を多用する感じの深みが全部混ざり合って、本当に絶妙な味。それが一杯100円くらいの屋台のフォーでも、2000円(すごくいいレストランでたらふく食べて飲んでも一人これくらい)の贅沢料理でも、同じ厚みが感じられるのがすごいです。
写真はチェーソイ111の鳥のせおこわごはん。あとは今日いったcuc gach cuanというレストランのパイナップルの入ったスープと乾燥牛肉ソムタムも最高だった。Pho Le というフォーやさんの牛肉フォーも人生のベストフォーだった。フランスにいるみたいにパンとかスイーツも洗練された美味しさ。すごいにゃ!
ベトナムの人たち、道にいるひとたちは決してそんなに贅沢ができる裕福な生活ではないのだと思う。でも、誰も飢えてない感じがするのです。実際土地は肥沃で米がいっぱいとれるし、フルーツも豊富だし、魚がとれる川もある。貧しくてもその収入の範囲で食べられる美味しいものがたくさんあって、空腹ですさんだり飢え死ぬ子供がいない感じ。それって、とっても大事。
もちろんただの観光客でしかない私の一見の印象にすぎないけれど。闇がない国なんてないけれど。それでも「みんなとりあえずおなかは満たされる」国っていい。しかもそれが例えばアメリカみたいに、貧困層は安くておなかいっぱいになるファーストフードしかないとかじゃなくて。明日ちゃんと食べるものがあるという安心感ほど、人間をまっすぐにするものはないと思うのです。美味しかったらなおさら!だからこそこちらの人がまとっている空気はおだやかだし、女の子の肌は綺麗で笑顔はかわいいのかな。
名物?とも言えるバイクが道を埋めて轟音で常にうじゃうじゃ走っていてトロい私にはなかなか道が渡れないのですが。余談ですがこちらの人は「バイクでどこかを目指しているわけではなく、バイクに乗るのが楽しいから乗っている」人も多いそうです。まさかの理由!
もうアラスカ里帰りから1ヶ月ほどたってしまいました。
あの肌がキリキリするような寒さが恋しい日々です。
ホエールウォッチングのことはその時の日記に書きましたが、私はどちらかというと肉眼で見るのに夢中で、自分で写真を撮るような余裕はありませんでした。でも同じツアーに参加してて仲良くなったアメリカ人のおじさんがものすごくイイカメラを持っていて、その時の写真を送ってきてくれました!Thank you Alan!